大化の改新後、天皇中心の世の中へと変わっていき、世を平らかにしようとします。しかし、、、、大変なことが起こり、そしてまた何とかして、世を平らかにしようとし、そこで色々な政治の仕組みを作っていきます。
では飛鳥時代後半へと学習していきましょう。
目次
- 天智天皇という男
- 天皇の主権争い
- 制度(法律)を作って世を平らか作戦
- まとめ
天智天皇という男
中大兄皇子は天智天皇になりましたね。
でもすぐになったわけではなく、天皇の補佐をしながら政治を行っていました。
その内容は
朝鮮の国に負けない国づくりでした。
どんどん強くしていくため、精力的に政治を行いました。
そして戦いに挑みます。
白村江の戦い
ここで勝ったと思ったでしょ?負けます。。。
そこでその時の天皇が亡くなります。
そして天智天皇の誕生です。
国として負けるわけにはいかないので、各地に国を守る兵士、防人や城を作って国を他の国から守る仕組みを作ります。
さらに
役所の制度も作っていきます。日本最古の戸籍情報を作りました。
庚午年籍です(全然たいしたものではない)。
天皇に近い人の戸籍ぐらいは確保したものなのでしょう。
そんな簡単に日本全国をインターネットみたいなものも電話もないのに統率するのはほぼ不可能ですね。
それでも一つの国の制度として進歩する制度を作りました。
天皇の主権争い
その天智天皇が病で亡くなってしまいます。
そこで次の天皇の主権争いが起こります。
なんで仲良く決めれないのかは今の人々にも共通することだと思っています。
理由は簡単です。
自分が一番になりたい、そして自分が一番できると信じているからです。
僕はこれは人間の性だと思っています。だから
「歴史は繰り返す」なんて言葉も出てくるんでしょう。
少し話は逸れましたが、どんな争いが起こったか見ていきましょう。
まず天智天皇は息子の大友皇子を次の天皇に推薦するべく太政大臣にしています。
だからそのまますんなりと、と思いきやそうはいかない。
もう一人の天皇候補がいたからです。
それが天智天皇の弟の大海人皇子です。
つまり
天智天皇の息子(大友皇子)VS 天智天皇の弟(大海人皇子)
という構図になるのです。
一見すると息子の大友皇子が有利かと思われますが、大海人皇子はかなりのキレ者。次々と豪族たちを仲間にしていきます。そして決め手となったのが、大友皇子側の朝廷にいる人達さえをも仲間にしてしまいます(朝廷を良いと思ってない人々)。
これで勝負あり。
大海人皇子が勝利します、そして
天武天皇
となります。
制度(法律)を作って世を平らか作戦
天武天皇となり、天皇中心制度は加速していきます。
まず天皇は素晴らしい人だということを世に知らせるために
日本書紀
を作らせます。
天武天皇はいかに神様に近いのかが書かれた物語(歴史書)です。
自分がこんなにすごい人の一族の末裔なんだぞというのがわかるものです。
僕が思うに、フィクションだらけだと思っています。
そして他にも官僚制度や、八草の姓などの制度を作っていきました。
その後
天武天皇はあっさりと次の天皇に主権を渡します。
それが持統天皇です。
この人が作った制度がすごかったのです。それが
大宝律令
日本で初めての法律を作りました。(作ろうと言った言い出しっぺは天武天皇)
法律を作ったということは中身がどうであれ、国の人々はそれを守らないと罰せられるという条件がつけられることになる。
つまりこの法律制度は天皇に一切逆らえなくなる制度だということです。
これには国の人々もより天皇のためにとなるのです。
でも
これには次の時代へのキーマンが関わっています。
それが藤原家です。(中臣鎌足の子孫たち)
後ろ立てをずっとしてきた藤原家がいることを忘れないでください。
ここからまた次の時代へと駆け上っていきます。
おまけとして、持統天皇は最終的に藤原京も完成させて天皇という地位を磐石なものにしました。
まとめ
天智天皇が天皇中心の政治の基礎を作り上げた。
そして
天智天皇が病で倒れ、一時主権争い勃発
大友皇子VS大海人皇子
そして大海人皇子が勝利し、天武天皇になる
天武天皇は日本書紀を作らせ、天皇がいかにすごいかを世に知らしめた。
そして持統天皇が大宝律令という日本で最古の法律を作り、人々は法を破ると罰せられるということから逆らえなくなった。
その大宝律令には、天皇だけが考えたのではなく藤原家も絡んでいた。
だから次の時代へとまた加速していく。
これが飛鳥時代後半の流れです。
コメント