前回の投稿で平安時代が幕を閉じたのですが、その立役者となったのが
源頼朝
です。
しかしこの源頼朝は軍師です。
戦においてはもう一人活躍した人物がいましたね。
源義経
です。
頼朝の弟であった義経はお兄ちゃんのために数々の戦に貢献します。
そんな義経について見ていきましょう。
義経の生い立ち
義経が生まれた当初、父源義朝は平治の乱で追い込まれており、とてもじゃないですが、平和に安全に子育てがなされているはずはなかったと思います。
そして、父が殺され、兄の頼朝は伊豆へ島流しにされ、当時2歳の義経には何もかもが意味不明だったのでしょう。
そんな中、母、常盤御前が奈良へ逃げるのですが、結果的に平清盛に自首して、普通殺されて終わりなのかなと思いますが、生き延びます。
途中、遮那王(しゃなおう)と名乗った時もあります。
ちなみに「牛若丸」という名は幼少期の名前だそうです。
ここで大事なのは義経が幼少期に起こった出来事ということです。
だから平清盛のことをそこまで恨んでいなかったと思います。
義経の転機
ですが、ここで義経はあることを知ります。
「清盛が父を殺した」ということを
そこで清盛に復讐を誓います。
この時初めて頼朝と同じ意見になります。
頼朝もその頃に平家討伐に向け兵を挙げたので、そこに参加します。
そこから破竹の勢いで戦に勝利していく姿は凄まじかったでしょう。
その中でも一ノ谷の戦いでは
当時の朝廷に絶大な信頼を得ることになります。
しかしこれも義経の転機だったのです。
義経の死
その後も活躍する義経は平氏討伐を完了させます。
しかし、それは自分の死を意味するものでもありました。
元々は頼朝も戦に加わっていたのですが、途中から退いています。
自分が権力を握った時のために計画を練っていたからです。
でも義経があまりにも目立ってしまったので、周りは
「次の武士のてっぺんは義経」
という風に朝廷側もなりつつあるのでした。
それに頼朝はよく思わなかったので、
義経暗殺計画を立てます。
なんとも悲しい出来事ですが事実です。
そして、義経を討伐せよと家来に告げ、義経を追い込んでいきます。
そして有名な話が生まれます。
義経がもう後がないと追い込まれたときある人物が最後の最後まで助けます。
「弁慶」です。
牛若丸と弁慶、これは切っても切れないですね。
弁慶は最後弓矢が刺さりながらも義経を守るため立ちながら亡くなったのです。
まさに仁王立ちですよね。
しかし追い込まれた義経は最後、自害します。
まとめ
なんとも悲しくて儚い物語ですよね。
でも人生はそんな連続な気がします。
お互いに理解し合えるはずだったのに、なぜか理解がしあえなくなる。
私は、立場の問題ではないのかなと思います。
どんな時も幼少期は仲が良かったとしても、大人になり、友達や兄弟の立場が自分の立場を脅かすようなことがあれば誰でも、疎ましく思うものです。
特に自分がそう思っていて、相手が純粋ならなおさら憎悪が強くなりますね。
そこからドラマが生まれることは間違いないですが、なんとなく切ないですよね。
でもそれが人生なんだなって思います。
そんなことを頼朝と義経からは学んだ気がします。
詳しく知りたい方へ
もっと詳しく知りたい方は
大河ドラマをお勧めします。
「義経」「平清盛」
があるのでどちらもオススメですが、新しいのは「平清盛」です(2012年)。
どちらもNHKオンデマンドで観れるそうですよ。
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